常圧低酸素環境室 Alticube
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製品紹介
設置方式
Alticubeは、睡眠、滞在は勿論、中で激しい運動ができ、移動が可能で、設置が容易である移動可能な小型のテント式から中型のボックス型、大型のスタジオタイプまで豊富なバリエーションを取り揃えています。
Alticube機器仕様一覧
方式 | 組立テント式移動型 (運動1人用) |
中型ボックス型 (運動2人用) |
大型スタジオ式 (運動3人~5人用) |
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装置外観 | |||
形式 | YHS-C10 | YHS-310 | YHS-410/415 |
酸素濃度 | L型:16.4%~14.4%(標高2.000m~3000m) H型:14.4%~12.7%(標高3.000m~4000m) |
||
酸素濃度制御幅 | ±0.3%以内 | ±0.3%以内 | ±0.3%以内 |
対象容積 | Max.1m3 | 16~20m3 | 30~40/40~50m3 |
空気圧縮機(方式) | オイルフリー スクロール型 |
オイルフリー スクロール型 |
オイルフリー スクロール型 |
空気圧縮機 (電源) | AC200V 1.5kw | AC200V 3.7kw | AC200V 5.5kw/7.5KW |
製品一覧
■YHS‐B05(移動型)テント式低酸素システム(1人用)
持ち運び可能な組み立て式テントによる簡易型の常圧低酸素室で睡眠や滞在を行うためのシステムです。競技場や合宿所にも持ち込み可能であり競技の直前まで利用できる。
・空気圧縮機:AC100V 0.75KW (スクロール型)
・酸素制御装置:600mmW×900mmD×600mmH
■YHS-B05(移動型)吸引式低酸素システム(1人用)+常圧低酸素室併設(1人滞在)
常圧低酸素室に吸引式低酸素トレーニングを併設したもので、小型の装置で睡眠・滞在は勿論のこと、室内で運動器具を使用したトレーニングも可能にしたシステムである。
・空気圧縮機:AC100V 0.75KW (スクロール型)
・酸素制御装置:600mmW×600mmD×900mmH
組み立てパイプ+透明ビニール製
YHS-C10(固定型)常圧低酸素室併設(1人運動+1人補助者)
常圧低酸素室で運動器具を使用したトレーニングが行なえるものである。室内にはトレーニング者1名と補助者1名が在室可能である。
・空気圧縮機:AC200V 2.2KW (スクロール型)
・酸素制御装置:600mmW×600mmD×900mmH
・低酸素室:3.0mW×2.4mD×2.3mH
アルミフレーム+透明ポリカーボネート製
■YHS-310(固定型)常圧低酸素室(2人用)
中型の常圧低酸素室で中にトレーニングマシンを設置して低酸素トレーニング行うためのものである。2人が同時にトレーニングを行うことができる。
・空気圧縮機:AC200V 3.7KW(スクロール型)
・酸素制御装置:1000mmW×700mmD×1600mmH
・低酸素室:3.0mW×3.4mD×3.0mH
アルミフレーム+透明ポリカーボネート製
■YHS-410(固定型)常圧低酸素室(3人用)
中型の常圧低酸素室で中にトレーニングマシンを設置して低酸素トレーニング行うためのものである。2人が同時にトレーニングを行うことができる。
・空気圧縮機:AC200V 5.5KW(スクロール型)
・酸素制御装置:1000mmW×700mmD×1600mmH
・低酸素室:3.0mW×3.4mD×3.0mH
アルミフレーム+透明ポリカーボネート製
■Altimask(マスク式低酸素方式)
マスク方式は低酸素制御装置から配管により低酸素空気を送り、配管にマスクを接続して直接低酸素空気を吸引する方式で、同時に多くの人が低酸素トレーニングをおこなうことができる。マスク式は、部屋式の様に炭酸ガス濃度を気にしなくて済むメリットがある。
Q&A
Q.Alticubeの仕組みは?
A.Alticubeは空気圧縮機(コンプレッサー)と高分子膜による酸素濃度制御装置と低酸素室から構成されています。コンプレッサーで空気を圧縮し、酸素濃度制御装に送り、高分子膜で低酸素空気と高酸素空気に分離し、分離された低酸素空気を所定の濃度に調整して低酸素室に送り、室内を低酸素状態にし、その中でトレッドミルなどを利用して低酸素トレーニングを行います。
Q.安全性は?
A.Alticubeは高地と違い気圧は平地と同じ平圧(常圧)で酸素濃度だけが薄いので、高地に比べ安全であります。供給する酸素濃度は高分子膜である一定レベルよりも低濃度にできない仕組みになっており、万が一停電になって装置がストップしても低酸素室は完全に密閉されておらず、排気口から室外の空気が入ってくるため危険性はありません。
Q.実際のトレーニングはどのようにして行われますか?
A.
1)一般的には、低酸素室に入る前に簡単なチェックシートによる簡単なメディカルチェックを行い、入室前の血中酸素濃度をSPO2計で測り、体調の悪い人や妊婦の方などは入室をさせないようにします。
2)初心者は低い高度(1,500~2,000m)でトレッドミルなどを利用して軽い運動を開始します。SPO2を時々チェックしながら、90%以下に下がらなければ、そのままトレーニングを続けます。30分から60分を目安に運動を続け、徐々にクールダウンを行い、トレーニングを終了します。
Q.低酸素トレーニングを行うとどんな効果が期待できますか?
A.
1)低酸素室にベッドを置いて一定期間、夜間睡眠するだけでも高地トレーニングと同様の低酸素順化が行われ、登山の高所順化等にも活用されています。
2)Alticubeの大きな特徴は換気量が多いために低酸素室の中でトレッドミルやエアロバイク等の運動器具を設置して、一定期間1回当たり30分~1時間の運動を行うことにより、運動パフォーマンスの向上が期待されます。具体的には、血中のヘモグロビン量が増加し、持久力が向上します。
3)低酸素室内で運動することにより、脂肪の燃焼効果が高まり美容やダイエット効果も期待されます。
Q.子どもでも低酸素室は利用できますか?
A.勿論子どもでも可能です。小学生が富士山登山を行うように低酸素室は実際の山よりも安全であり、子どもでも安全にトレーニングを行うことができます。ただし、その時には必ず専門のトレーナーの監視が必要です。
Q.Alticubeの運転管理とメンテナンスは?
A.
1)Alticubeの運転は釦ひとつで自動的に運転・停止が簡単にできます。運転は毎日低酸素室を利用の約1時間前に低酸素制御装置の運転釦を押すと自動的にコンプレッサーが稼働し、低酸素空気が製造されて約30分~1時間で低酸素室内が所定の酸素濃度になります。装置の停止はその逆で、運転・停止釦を押すことにより自動的に停止します。
2)Alticubeの日常のメンテナンスはコンプレッサーの外気取り入れフィルターの汚れのチェックと凝縮水がたまった時に、その都度ドレーンコックを開いて凝縮水を排出してやることです。これは、担当者が少し運転することにより、容易にその点検頻度とコツが判ってきます。
Q.低酸素室の材料や種類はどんなものがありますか?
A.
1)低酸素室は大きく分けて小型の移動式と中・大型の固定式に分けられます。
2)小型移動式は透明ビニールテントとパイプの支柱で構成され、現地で組み立て可能です。従って、スポーツ競技場の近くまで持ち運びが可能であり、試合直前までコンディション作りができます。小型のため、電源は単相100Vで、出入口はテントにファスナーを取り付けたものが一般的で価格も安価です。
3)中・大型の固定式低酸素室は骨組みはアルミサッシュ、最近では木製の枠組みに透明のガラス またはポリカーボネートを嵌め込み、アルミまたは木製のドアーを取り付け、部屋を床に固定します。大型のものは建物の床、壁、天井をそのまま利用し、気密性を確保して低酸素室とすることも可能です。
Q.部屋を設けないでマスク式も対応できますか?
A.勿論Alticubeはマスク式も可能です。低酸素室に送る低酸素空気を配管パイプにマスクを接続し、直接低酸素空気を吸引する方法で、この方法だと室内に人の呼気からの炭酸ガスがたまる心配がないために1台の低酸素制御装置でより多くの運動が可能となります。
Alticubeについて
常圧低酸素室Alticubeは、コンプレッサー(圧縮機)と高分子膜を内蔵した低酸素発生装置、低酸素室から構成されています。
外気をコンプレッサーで加圧し、高分子膜を通して高酸素空気と低酸素空気に分離して低酸素空気を造ります。その低酸素空気を低酸素室に送り、アメリカ・ボルダーの標高1,800m~3,500m(酸素濃度16.8%~13.6%)の環境を造り出すことができます。
Alticubeの特徴
1.室内で激しい運動ができるため、マラソンやスケート、水泳などのスポーツの持久力を高めるサポートをします。
2.常圧のため体への負担が少なく高齢者の健康維持にも役立ちます。
3.効果的な運動ができ、肥満対策やダイエットも行えます。
4.室内空気の汚染が少なく、快適な環境の中でトレーニングができます。
5.テントから大きな部屋まで、色々な用途に応じて豊富なバリエーションで対応できます。
低酸素発生装置の構成
本装置の特徴は、膜分離方式で、膜分離による装置の構成を以下に示す。
1.空気圧縮機:外気を取り入れ、圧縮空気を造る。
2.膜ユニット:装置の心臓部である圧縮空気を窒素富化ガスと酸素ガスに分離する。
3.制御ユニット:分離された窒素富化ガスを低酸素空気として制御・供給する。
※膜ユニットと制御ユニットは『低酸素発生装置』として一体化している。
4.混合・供給ユニット:低酸素空気を低酸素室に供給する。
5.室内表示器:室内の酸素濃度と二酸化炭素濃度をデジタル表示する。
常圧低酸素環境室
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